- 乳歯のお話2008.04.09 (水)
乳歯や永久歯の歯の芽は、赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から作りはじめられています。
実際には、生後6ヶ月くらいから生えはじめ、3歳頃までに生え揃います。
ただし、これはあくまでも標準と言われている時期で、数ヶ月程度のずれは心配ありません。お子さんが元気に育っていれば歯の発育も順調だと考えられますので、ほかのお子さんと比べてあまり神経質にならないようにしましょう。
注意したいのは生える時期よりもむしろ、むし歯をつくらないこと。
永久歯と乳歯の構造は基本的には同じですが、乳歯は、永久歯よりもエナメル質や象牙質の層が薄くなっています。乳歯は時間をかけてカルシウムやリンを取り入れ、エナメル質を徐々に強化していきますが、生えはじめはエナメル質が十分にできていないのでむし歯菌にとても弱く、菌がすぐに神経まで達してしまいます。
"乳歯はどうせ生え変わるんだから"、とむし歯を放置してはいけません。なぜなら、乳歯を大切にすることが、健康な永久歯を手に入れることにつながるからです。
乳歯は発音を助けたり、顔の形を整えるだけでなく、永久歯が生えてくる場所を確保する役目を持っています。ですから、むし歯を放置したりケアをしないことで、歯並びが悪くなってしまうのです。
歯並びが悪いということは見た目の悪さだけでなく、むしや歯周病になりやすくなったり、身体の健康にも悪影響を及ぼすことになります。
では、どうやって子どもをむし歯から守ればいいのでしょう?
子どもに多いのは"ミュータンス菌"によって起こるむし歯です。この"ミュータンス菌"は、生まれたばかりの赤ちゃんは持っていません。なのになぜ感染するのかというと、お母さんの口の中にいるミュータンス菌が、唾液を介して赤ちゃんの口の中に入っていくから。ですから、口移しで食べ物を食べさせたり、同じスプーンを使うこととむし歯になってしまうのです。
1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の間が感染期間と言われていますので、この時期には特に注意しましょう。
また、母子感染を防ぐためにはお母さんのミュータンス菌を減らすことが大切です。






